オープン型調査
オープン型調査とはWebを活用したマーケティングの手段で、アンケートをインターネット上に一般公開する調査方法です。
調査モニターや自社会員に向けてアンケート調査を行うクローズ型調査と比べて、誰でも自主的に調査に参加・回答することができるため、幅広い方たちにアンケートを行うことができます。
よく実施されるオープン型調査としては、自社サイトやバナー広告、TwitterなどのSNSにアンケートのリンクを貼ることで回答者を広く募集し、回答してもらいます。
自由回答形式のため、回答者は自分の意見や考えを自由に表現でき、結果的に新しい視点や意見を得ることが可能です。
オープン型調査は広く一般的な意見を聞く事に向いており、調査モニターや自社会員などを所有していない企業であっても、商品開発や企画のためのヒントを集めることができます。
ただ、回答者の自由かつ多様な回答は一貫性を見出すのが困難なケースも多々で、集計や分析に時間がかかるなどのデメリットもあり、結果の利用には解釈のバイアスや誤解釈に注意が必要です。
また、回答内容が質的であるため、量的なデータが得にくく、定量的なデータが必要な場合には補完となる調査手法も検討する必要性があります。