アイドマ(AIDMA)
アイドマ(AIDMA)とは、消費者の購買行動プロセスを説明する代表的モデルの1つです。
“Attention(注意)”→ “Interest(関心)”→“ Desire(欲求)”→“ Memory(記憶)”→“ Action(行動)”の頭文字を取ったもので、顧客の心を掴んでアクションに繋げるための手法として標準的な購買プロセスです。
消費者はこのプロセスによってモノを購入することが多いため、このフレームワークを自社に当てはめてみると、どのプロセスが弱いか分析がしやすくなる、という点がアイドマ(AIDMA)の法則が評価されている理由です。
昭和から平成初期まで、消費者は商品情報の多くをテレビ、雑誌、新聞などマスメディアから受け取っていました。
アイドマ(AIDMA)は、このマスメディア広告時代の消費者の購買行動モデルを象徴しており、一般的なマーケティングの法則として広まりました。
同様のモデルとして、アイサス(AISAS)などが有名ですが、アイドマ(AIDMA)は消費者の短期的な購買行動を説明したモデルとも言えます。
アイドマ(AIDMA)の法則は、1924年にサミュエル・ローランド・ホールが「Retail Advertising and Selling」の中で発表され、英語表記は、AIDMA(Awareness Interest Desire Memory Actioin)。