4C
4Cとは、顧客視点に立ったマーケティングの構成要素の考え方のことです。
4Cの「C」は、Customer Value(顧客価値)、Cost(コスト)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)の4つの要素の頭文字をとっています。
マーケティングにおいては、顧客が商品・サービスを成約するまでに大きな影響を与えるこの4つの視点を組み合わせて、最大の効果を上げるようにすべきという考え方をします。
尚、この要素を組み合わせることは、マーケティングミックスと言います。
この4Cを基にマーケティング戦略を立案する際、顧客視点に立って製品やサービスを分析するフレームワークのひとつに「4C分析」があります。
4C分析を行う場合は、対象となる顧客の明確化、適切な市場の選択、自社が狙うポジション定義を徹底することが重要です。
その上で、ターゲティングやSTP分析を組み合わせ、自社の価値を最大化する最適なマーケティング戦略を立案しましょう。
尚、4C分析と併せて活用されることが多いフレームワークに、1960年に提唱された4P分析がありますが、こちらは売り手(企業側)視点が中心です。
時代の変化とともに顧客中心に考え方が普及・定着したことで、この4P分析にとって代わる概念として、1993年に4C分析が提唱されました。
読み方は、「よんしー」「ふぉーしー」。