アーリーアダプター(初期採用者)
アーリーアダプターとは、イノベーター理論※における5つのグループのうちの1つです。
そのグループの中でも市場全体の13.5%を構成しており、革新的なモノや流行に敏感で、自ら新しいものを試したり、情報を共有したりする層です。
新しい商品やサービスなどを早期に受け入れ、他の人々に評価を広めるため、製品やサービスに対する評判の形成に大きな影響を与えます。
この層に製品やサービスを好意的に受け入れてもらえないと、市場に普及せず売り上げが伸び悩む原因になり、
新しい製品やサービスの導入において重要な存在と言えます。
アーリーアダプターを獲得することで、製品やサービスのデビュー時から積極的なフィードバックを得ることができ、それが後続ユーザーの獲得や市場展開に繋がります。
そのため、彼らの存在を見逃さず、彼らの意見や行動を参考にしながら、製品やサービスを改善したり、新たな展開を考えることが重要です。
彼らのニーズや興味を把握し、革新的な要素や先進性を強調したコンテンツを提供すること、彼らのフィードバックを真剣に受け止め、製品やサービスの改善に活かすこと、アーリーアダプター同士のコミュニティを作り、彼らが情報を共有しやすい環境を整えることが、アーリーアダプターの獲得に効果的です。
※1962年にアメリカ・スタンフォード大学の社会学者 エベレット・M・ロジャース教授(Everett M. Rogers)によって提唱された。