グループインタビュー(GI)
グループインタビュー(GI)とは、モデレーター(司会)の進行のもと、複数の参加者(5~7名程度)を一箇所に集めて行うインタビュー手法です。
テーブルを囲み、指定のテーマに沿って話し合いをしてもらうことで情報を収集する定性調査の手法の1つです。
モデレーター(司会)と参加者が1対1でインタビューを行う調査をデプスインタビューと言いますが、グループインタビュー(GI)では参加者同士がお互いの会話によって刺激し合うことによって生じる相互作用(グループダイナミクス)を観察できる利点があり、デプスインタビューよりも、更に深く、幅広く、多くの情報を得ることができます。
質的な研究や市場調査など様々な用途で活用されています。
グループインタビュー(GI)を成功させるためには、適切な参加者の選択、十分な事前準備、モデレーター(司会)のファシリテーション能力が必要です。
また幅広い意見や多くのアイディアを聴取するためには、モデレーター(司会)が自由な発言を促すだけではなく、設問の工夫や参加者間の関係性も重要です。
回答の傾向やグループ内の相互影響を分析することで、新たな洞察を得られる可能性があります。
モデレーター(司会)以外の関係者は、ミラールームからインタビューの様子を観察することで、参加者の発言だけでなく、表情や仕草まで観察することもできます。
英語表記はGroup Interview。略称はGI(じーあい)。
座談会、フォーカスグループインタビュー(Focus Group Interview/FGI(えふじーあい))とも呼ばれます。