コアコンピタンス

コアコンピタンスとは、企業の活動分野における「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる独自の能力」を指します。
企業が特定の分野で顧客ニーズに応える能力や、他社との競争に勝つための資源やスキルのことで、製品の品質、ブランドイメージ、独自の技術などがそれに当たります。

コアコンピタンスは、ゲイリー・ハメルとプラハラードがハーバード・ビジネス・レビューに載せた「The Core Competence of the Corporation」の中で登場した言葉です。

ゲイリー・ハメルとプラハラードは、次の3つの条件を満たす自社能力がコアコンピタンスであると定義しています。

・顧客に何らかの利益をもたらす自社能力
・競合相手に真似されにくい自社能力
・複数の商品、市場に推進できる自社能力

「自社の強み」を意味する言葉としてはケイパビリティという言葉も多用されるが、一般にコアコンピタンスはバリューチェーン(企業における各事業活動を価値創造するための一連の流れ)の特定の機能の強み、ケイパビリティはバリューチェーンにまたがる組織的な強みを指す場合が多い。

企業がコアコンピタンスを最大化し、企業成功の基盤を築くためには、自社の強みを正しく認識・強化し、競合他社との差別化を戦略的に図っていくことが重要で、内部のリソースやスキルを強化し、外部環境の変化に対応できる柔軟性も求められます。

英語表記は、Core competence。

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