コーポレートアイデンティティ(CI)
コーポレートアイデンティティ(CI)とは、企業のイメージ戦略そのものを指します。
どのような製品やサービスを展開していくか、どこに向かっていくのかという普遍的な企業姿勢を、要素が統一された一貫性のあるデザインで表現することで、顧客や社会に対してブランドイメージを醸成すると共に、信頼を得ることができます。
企業や団体のブランド価値を高め、市場で優位なポジションを確立することに繋がる非常に重要な考え方です。
コーポレートアイデンティティ(CI)の要素は以下です。
・企業ミッション
・企業ビジョン
・企業文化
・社員の行動
・顧客とのコミュニケーション
・上記を言語化、ビジュアライズしたデザインやロゴ
そもそもアイデンティティとは、精神学や心理学における「個人」についての概念であり、コーポレートアイデンティティ(CI)とはそれを企業組織に当てはめたものです。
企業・製品・サービスなどが、自己の存在を視覚的にアピールすることで消費者に認識してもらう、ブランディングにおいて不可欠な要素と言えます。
成功させるためには、顧客が企業を正しく認識する必要性があり、企業やブランドのビジョン、価値観を明確にし、それを社内外に共有すること、またコーポレートアイデンティティ(CI)を構成するロゴ、カラー、フォントなどのデザイン要素に一貫性を持たせることが重要です。
企業の歴史、製品やサービスに対する情熱など、魅力的かつ顧客からの信頼に繋がるストーリーを伝えることも効果的です。
コーポレートアイデンティティ(CI)という概念は、もともと1950年代のアメリカで発祥したもので、日本においては1975年に現マツダ(旧社名東洋工業)の導入が最初であると言われています。