クローズ型調査
クローズ型調査とは、自社の所有している顧客リストや特定のモニターなど、特定の選択肢からモニターを選び調査を行う方法です。
この調査方法は、年齢や性別、職業などの属性によってリサーチの対象を決められるため、特定の属性が自社の製品やサービスに対してどのようなことを望んでいるのかがわかります。
顧客リストに配信する調査の場合は、既存顧客が更に満足してもらうための施策や、過去に利用していた顧客がなぜ離れてしまったのか、どうすれば再び利用してくれるのかなどが見いだせるでしょう。
また、特定の年齢層や性別に対してアピールするにはどのような対策をとればよいのかということも見つかるはずです。
調査を行う際の注意点は、調査目的や対象者に合わせて適切なアンケート形式を選択し、質問の選択肢を具体的にしたり、適切な量にすることなどが重要です。
クローズ型調査のデメリットとしては、顧客リストを活用する場合は当然自社の顧客のみになりますので調査対象が限られてしまい、また自社の顧客数が少ない場合は総数が限られてしまいます。
また特定の属性を見つけるためにも事前調査が必要で、実施までに手間がかかってしまう可能性があったり、調査会社などが保有するアンケートモニターを活用する場合は依頼料が発生します。
この信頼できる調査会社を探すためにもリソースやコストがかかることも考慮する必要性があります。
尚このクローズド調査に対し、リサーチ対象者を絞らず、不特定多数に対して行う調査がオープン型調査です。
誰でも自主的に参加できるので、大量の回答が手軽に得られるというメリットがあります。