リーチ
リーチとは、目的や目標に対して届く範囲や広げられる距離を指しますが、デジタルマーケティングにおいては、「インターネット広告(Web広告)の到達率」を指します。
ある特定の期間内に、そのコンテンツや広告に接触したユーザー数やその割合を表し、広告接触の“広さ”を示す際に用いられます。
例えば、春のプレゼントキャンペーン開催にあたって、より多くの人に広告配信して認知度を上げたいという目的で広告配信をする際に、「想定リーチ数」を成果目標として定めるとします。
広告媒体によってリーチの定義は異なるので、このように広告の成果指標としてリーチを使う場合には注意が必要です。
例えば、Google広告では同じユーザーが複数の端末で広告を見た場合でも同一リーチとして識別されますが、Yahoo! 広告の場合は端末ごとにリーチがカウントされるため、リーチ数=ユーザー数ではありません。
・Google広告:1人のユーザーが PC とスマホで広告を見た場合、ユーザー数とリーチ数は1、
・Yahoo! 広告:1人のユーザーが PC とスマホで広告を見た場合、ユーザー数は1、リーチ数は2
このリーチを高めるためには、ターゲットを明確に定めて、それに合った広告媒体を選定すること、クオリティの高いコンテンツや広告を制作し、ターゲットの関心を引くことが重要です。
尚、「リーチ」に対して、1人のユーザーに対して広告が表示された回数を表す指標を「フリークエンシー」と呼び、広告接触の“深さ”を示す際に用いられます。
1人のユーザーに5回同じ広告が表示された場合、フリークエンシーは5、リーチは1となります。