ライフタイムバリュー
ライフタイムバリューとは、1人の顧客顧客が生涯(全取引期間)にわたって、特定の商品・サービスに対してもたらす利益の合計を算出した指標のことです。
LTVの算出方法は複数パターンがあり、会社の規模や業態によって合う計算式は異るので、自社に合うものを選択しましょう。
LTVの計算方法として代表的なものは、購入単価と購入頻度(期間)を用いた「LTV = 顧客の平均購入単価 × 平均購入回数」です。
これらの式を用いてLTVを算出することができれば、顧客一人当たりを獲得するために使える金額も算出することが可能です。
一般的に、顧客満足度が高いほどライフタイムバリューは大きくなり、低いほど顧客はその商品・サービスの利用をやめて競合品に切り替える可能性が上がるため、ライフタイムバリューは小さくなります。
ライフタイムバリューを高めるためには、顧客との関係維持、信頼関係の構築、定期的なコミュニケーションを図ること、顧客ニーズに合った新サービスや特典を提供することなどが効果的です。
このようなアプローチによって、ライフタイムバリューの最大化を目指していくことが、結果的に顧客ロイヤリティと顧客満足度の向上、顧客獲得にも繋がります。
顧客満足度を指標化することは難しいことから、マーケティング施策のKPIとしてはライフタイムバリューを設定する場合も多くあります。
英語表記は、Life Time Value。略称はLTV。顧客生涯価値とも呼ばれます。