分析レポート

キャンペーン(懸賞)に関するアンケート

調査背景

消費者がほしい景品(金券/現品)は?、応募を検討する当選金額や人数は?、5,000円相等でほしい景品は?など、プランナー様やプロモーション担当者様が企画立案において気になるキャンペーン動向を調査しました。
本調査は、消費者のレンタルサービスに関する利用実態や利用目的、ニーズについて自主調査を行い、消費者の基本的な意識を明らかにすることによって、本格的なインサイト調査の入口となる示唆を得る目的で実施しました。

調査概要

  1. 株式会社ヴィアゲートが提供するエモミルリサーチのアンケート機能を利用したWEBアンケート
  2. 調査の対象:モニター調査アプリ「エモミル」の登録モニターのうち、全国の10代〜70代の男女
  3. 有効回答数:1,006名
  4. 調査実施日:2024年4月27日(土)~2024年4月29日(月)

①キャンペーンの応募経験の有無とその応募方法


キャンペーンに過去現在を含めて「応募したことがある」と回答した人は全体の85%という結果になりました。
「応募したことがない」と答えた人は年代が上がるごとに減少していく傾向があり、20代(25.0%)、30代(17.4%)、40代(11.5%)となっています。
全ての年代で比較してみると、60代以上では現在も応募している人が52.4%おり、応募率が最も高くなっていることからも、年代が上がるにつれてキャンペーン参加への意欲が高い人が多くなっていることが分かります。

「参加したことがあるキャンペーンで最も多い応募方法」は、全体で見ると「ポイントシールやレシートを集める」が62%、「アンケートに回答する」が61%と同程度に。
20代は上記2つに加えて「会員登録やSNSのフォロー」が多く、30代以降からは「アンケートに回答する」が最多の割合になっています。


②キャンペーン情報の収集場所はどこか


懸賞サイトの利用経験が無い人は全体の60%となっており、利用経験がある403名の中では「懸賞生活」が41%、「懸賞ナビ」が29%と続いています。運営歴の長さや掲載されている案件の豊富さ、多媒体展開をしている懸賞サイトが選ばれている傾向があります。

では懸賞サイト以外でキャンペーンの開催情報をどこで知っているのかというと、SNSやブログが全体の65%であり、情報が1つに集約されている懸賞サイトはもちろんですが、日常の検索体験の中でキャンペーン情報を得ていることが分かります。
また、インターネット広告でキャンペーン情報を認知した人は全体の18%おり、企業の広告配信はキャンペーンプロモーションにおいて一定の認知獲得に貢献していると言えます。


③応募してみようと思う景品の内容(金券・カタログ類 / 現品)


『金券やカタログ』の景品グループの中では、「デジタルギフトカード(56%)」が最多で、次いで「現金・地金(51%)」、「商品券(42%)」がトップ3を占めました。
年代で見ると、20代と40代 が「現金・地金」、30代と50代が「デジタルギフトカード」が最も高くなる傾向があり、60代以上では「旅行・宿泊・レジャー施設への招待券」が他の年代と比べて割合が高くなっていました。


『現品』の景品グループの中では、「食品(56%)」「家電・コンピュータ機器(41%)」「飲料(31%)」がトップ3で、すぐに飲食できるもの、または普段自分では購入しないものをお得に手にいれることができる景品を求めていることが分かります。
年代で見ると、 20代は「趣味・娯楽品(12.5%)」が他の年代に比べて多く選択されている傾向がありました。
尚、職業別で見るとパート・アルバイトの人は「食品」、会社員の人は「家電・コンピュータ機器」が最も多く選ばれており、ライフステージに根差したニーズの元、景品を選んでいることが分かります。


④キャンペーンの参加を検討する景品金額と当選人数


キャンペーンの仕組みとしてキモになってくる『景品金額』と『当選人数』について、一般的な仕切りで質問してみました。
『景品金額』としては、「500円~1,000円(25%)」が最多であるものの、「1,000円~5,000円(22%)」、「5,000円~1万円(22%)」の価格帯も同程度選ばれており、500円~1万円の価格の範囲では、金額によって応募の意向に大きな差が出ないことが分かりました。

『当選人数』としては、一般的にキャンペーン懸賞で大規模当選に分類されるラインの「100人以上(21.3%)」が最多であるものの、「50人以上(20.7%)」「1万人以上(20.4%)」も同程度選ばれています。
このことから、「応募ハードルが比較的低く50~100人規模でも応募したい人」と、「確実に当たりそうな1万人規模の場合に応募したい人」の2パターンが存在することが推測されます。


⑤5,000円相当で魅力的に思う商品券やギフトカード


③の調査で「デジタルギフトカード」「現金・地金」「商品券」がほしい景品で、④の調査で「5,000円相当」が応募したくなる景品価格のラインになっていることが分かりましたが、では実際にほしい「5,000円相当のギフトカード・商品券」は何なのでしょうか。

キャンペーン懸賞で頻度高く利用される景品のQ09の『オンラインや実店舗での買い物等で使えるギフトカード』グループでは、「Amazonギフトカード(57.3%)」、「PayPayギフトカード(51.4%)」、「選べるPay(46.3%)」がトップ3を占めました。

Q10の『特定の店舗で使えるギフトカード』のグループでは「スターバックスカード(39.5%)」、「マックカード(マクドナルド)(34.9%)」、「百貨店ギフトカード・全国百貨店共通商品券(29.1%)」がトップ3を占めました。


■この調査で使用した調査サービスはコチラ

エモミルリサーチのアンケート機能:https://emomilresearch.com/product/
※この調査では実際にエモミルリサーチのダッシュボード上で表示されるグラフを利用しています。

■引用・転載時のクレジット表記のお願い

本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なうエモミルリサーチが実施した調査結果によると……」

■「エモミルリサーチ」

URL :https://emomilresearch.com/

このレポートの執筆者

土川 彩音
ヴィアゲート株式会社 / プロデューサー・デザイナー

「エモミルリサーチ」のプロダクトデザインやグラフィックデザイン全般を担当。プロデューサーとして企業のみなさまの調査設計サポートやコンサルティングをしております。キャンペーン企画やアカウントプランニング等も得意としておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。


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